思い切って挑戦して本当に良かったと、合格を手にした今改めて感じている。高すぎる目標であった九州大学合格へと私を導いたのは学校の先生方の強力なサポートだと思う。一次を通過してから二次試験までの二週間、七名もの先生に対策を行っていただいた。それぞれの先生方の異なる意見を吸収し自分の中で一つの新たな意見を形づくっていく過程は、講義やレポート作成、討論を通じて多角的に課題にアプローチし、その結果として得た自分なりの考えを最終的に小論文で表現するという二十一世紀プログラムの入試の対策に非常に役立った。私一人の為に多くの時間を削って熱心に指導してくださった先生方に合格という形で恩返しができたことをとても嬉しく思う。
また、高校一年の夏から通っていた北予備の自習室も私の合格を後押ししてくれた。北予備では、家や学校と違って様々な高校から集まった多くの高校生たちが大学受験という同じ一つの目標に向かって勉強している。こういった環境の中で日々勉強することは、三十人未満の少人数で中高六年間を過ごした私にとっては特に大きな刺激であったと思う。こんなに頑張っている人たちと受験では闘わなければならないと常に意識しながら勉強することで、気が緩みそうな時や受験から逃げ出したくなる時も何とか自分に負けずに頑張ることができた。そのように受験で闘うことを意識した勉強を高一の段階から自然と習慣づけられていたことが、この九州大学合格へ繋がったと感じている。
このように学校の先生方や北予備の整った学習環境に支えられて、私は春から憧れの九大生になる。これからの大学での四年間を実りあるものにし世界で活躍できる人間になることで、感謝の気持ちを示していきたいと思う。
平成27年12月11日 M・Z記す。(原文のまま)